Arcserve Replication & High Availability をインストールしていて若干嵌まったので、メモを残しておきます。
- Arcserve Replication & High Availability は、以後RHAとします
- インストール対象のサーバ名は、hogeとします
サービスポート
RHAは、ポート 8088 または 443 を使います。
netstat -an | findstr 8088 netstat -an | findstr 443
にて、ローカル側で使っているポートが無いか、事前に確認して下さい。
既に使われている場合は、
- 管理画面でSSLを使わない場合
管理者ガイドの『コントロールサービスポートの変更』を参照のうえ、適切なポートを指定下さい - 管理画面でSSLを使う場合
コントロールサービスのインストール中に適切なポートを指定下さい
ipv6停止
localhost や hoge が ::1 だと、各種モジュールやIE上での画面遷移的に問題がありました。
127.0.0.1 宛に流す必要があるようです。
そのため、設定を変更します。
- ネットワークインターフェースのプロパティ
ipv6のチェックを外して下さい - その他のネットワークアダプタのプロパティ
次の状態の場合、
C:\WINDOWS\system32>netsh interface ipv6 isatap show state ISATAP 状態 : default C:\WINDOWS\system32>netsh interface ipv6 6to4 show state 6to4 サービス状態 : default サービス停止時に元に戻します : default C:\WINDOWS\system32>netsh interface teredo show state Teredo パラメーター --------------------------------------------- 種類 : client サーバー名 : win10.ipv6.microsoft.com. クライアント更新間隔 : 30 秒 クライアント ポート : unspecified 状態 : dormant
次のようにしてその他のアダプタも停止下さい。
C:\WINDOWS\system32>netsh interface ipv6 isatap set state disable OK C:\WINDOWS\system32>netsh interface ipv6 6to4 set state disable OK C:\WINDOWS\system32>netsh interface teredo set state disable OK
- localhost が ::1
ping localhost
やping hoge
で::1
となってしまう場合は、設定を変更します。
まずは状態の確認を行います。
C:\WINDOWS\system32> netsh interface ipv6 show prefixpolicies アクティブ状態を照会しています... 優先順位 ラベル プレフィックス ---------- ----- -------------------------------- 50 0 ::1/128 40 1 ::/0 35 4 ::ffff:0:0/96 30 2 2002::/16 5 5 2001::/32 3 13 fc00::/7 1 11 fec0::/10 1 12 3ffe::/16 1 3 ::/96
この ::ffff:0:0/96 を手前に持って来ます。
C:\WINDOWS\system32>netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::ffff:0:0/96 55 4
変更結果は次の通り。
C:\WINDOWS\system32> netsh interface ipv6 show prefixpolicies アクティブ状態を照会しています... 優先順位 ラベル プレフィックス ---------- ----- -------------------------------- 55 4 ::ffff:0:0/96 50 0 ::1/128 40 1 ::/0 30 2 2002::/16 5 5 2001::/32 3 13 fc00::/7 1 11 fec0::/10 1 12 3ffe::/16 1 3 ::/96
これで、localhost 宛の通信が、127.0.0.1 に流れるようになりました。
ライセンス投入方法
ライセンスを投入する前に、IEの設定でActiveXを許可下さい。
ライセンスの投入は次の手順となります。
- コントロールサービスをインストールすると作られる『RHA概要ページ』を開く
- シナリオ管理のリンクをクリックする
- RHAマネージャが起動される
ブラウザの裏に隠れている場合があります - RHAマネージャのヘルプをクリック
- 登録(R)… を選択
以上となります。